兎鳥庵日記

実験室出身のうさぎさんたちと暮らしています

2020年9月27日以前の記事については、リンク集「兎鳥庵日記(2020年9月27日以前)」よりご覧ください。

カテゴリ: ウサギの講習会

うさフェスタの最後は、曽我先生の講習会に引き続いて行われた、bunnyNATURE 特別講習会に。
講師は、bunnyNATURE漢方専門獣医師 Mr.Chua(チャー)先生。

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講習会というよりは、メーカープレゼンみたいな内容でしたが、考えさせられる内容も。

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バニーネイチャーは、ドイツの会社です。

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写真の端っこに写っているのを切り取ったので不鮮明で申し訳ないですが、このフードの説明というか宣伝になります。

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まずは、うさぎの特性について。

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そもそも、うさぎという動物は、1日2回とか、まとまった量のフードを給餌するのはどうなの
って話。

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ホンモノの写真を撮ってくればよかったのですが。
ぜんぜんアタマが回っておらず。
肝心な写真を撮れなかったので、このスライドで見ていただきたいのですが、ペレットの形状が変わっておりまして。
棒状のペレットをくっつけて固めてあり、大きさにはばらつきがあります。
見た瞬間、頭に浮かんだのが柱状節理。
そんな感じのペレットです。
小さいうさぎさんには、ちょっと大変かもな大きさです。

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ペレットの特徴についての説明。

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このフードの一番の特徴は、飽食給餌で良いということ。
つまり、お茶碗にてんこ盛りにくれていいよ、うさぎさんは好きなだけ食べていいよってこと。

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ペレットのこだわり。

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ラビットドリームというのがこのフードの商品名。

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カルシウム含量も配慮されているようです。

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ビタミンCも摂取した方がいいみたい。

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熱心に聞いている、ももたん

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食べ放題にしちゃっていい(というか推奨しているのかな)、理由。

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これは、実は我が家では深刻な問題。
うさぎたちは、いつもお腹がすいていて、朝晩の給餌のときのがっつきようが半端なく。
ペレットを喉に詰めちゃうクセのついちゃった子もいましたし
牧草だけでは防げないというのも、激しく同意なのです。

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本当にそうして良いのなら、画期的ではあります。

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そこまで、うさぎさんを信じて良いのか

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う~ん、う~ん、、、

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講習会の後、ブースにも寄ってみたのですが、日本では12月発売予定とかで、まだサンプルもない状況。
あれば、ほしかったんですけど。

器に入れて展示されているのを少しもらって、ちゃいにあげてみたら。
随分長い時間をかけて、ずっとモグモグしながら1粒を食べていました。
簡単に飲み込めないし、粒が大きいから喉に詰まる心配もないみたい。

おかわりをあげたら。
3粒目は、「もういらない」って言われました
ずっと食べ続けていたから、さすがにもうお腹がいっぱいだったのか、
もっと食べたいと思うほど美味しくはなかったのかは謎

今のところ、まだ発売されていないようですが。
うさぎのしっぽさんでも扱っていただけるのでしょうか。
出たら、試してみたいと思うものの。
誰が参加する
ちゃいで実験して失敗したら、悲劇だもんで

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ちゃい坊も、お疲れ

スタッフの皆さま、会場でお会いした皆さま、2日間ありがとうございました 

うさフェスタ2日目も午後になると、ぼちぼち体力の限界に
11月も後半だというのに、会場は熱気ムンムンで熱中症になりそうな勢いでした

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第3部の獣医師講習会は、曽我先生。

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シニアをテーマにした講習会もこれが最終回。
高齢期にかかりやすい(というか、ほぼなる)病気の数々をご紹介いただきました。

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概ね経験済みの変化の数々。

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カルシウムの話は、各先生とも取り上げていらっしゃいました。

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写真はカルシウム含量の多い(つまり要注意な)野菜。
どれも、うさぎさんの大好物だし、歳をとるとこういうのしか食べないって子も多くなるでしょうし。

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我が家でも心臓の悪い子への対応を誤ったな~と、心が痛いスライド。

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シニアになればなるほど、初動が大事ですね。

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そして、また、ももたんに会えましたよ

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ももたんも、もぐもぐが止まらないヒトみたい

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そして、ホッピング仲間のまにゃんさんのひなた君にも会えました

いつになったらホッピング始まるんでしょうねぇ・・・
ってまた、そんな話に。
ロップちゃんが耳をハタハタさせて跳ぶ姿も悶絶可愛いし、もー早く再開して欲しいです
 

うさフェスタ2日目。
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1日目は気合いを入れて早めに出発した割には、駐車場も余裕でとめられたので、ゆっくりめでいいかな~なんて思ったら。
いやいや、1時間早く始まるんだってば
というわけで、2日連続の5時起きでした。
宵っ張りの朝寝坊には、ちと辛いのですよ・・・

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ちゃいは、やる気満々でスタンバっていました

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第3部の獣医師講習会は、清水先生ご夫妻。
いつもながらのアイディアグッズが並んでいます。

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清水先生のお話は、人にもうさぎにも、とっても優しくて、ほっこり。

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要介護うさぎさんの体を支えるための工夫。
ウチの子たちは、なかなかこういうのを受け入れてくれなくて難儀しましたが

清水先生のところに通われている飼い主さんからの情報で、「あご乗せにゃん枕」なるものがいいというお話が。
話を聞いてすぐに注文したけど、うさフェスタには間に合わなかったってほど、ホットな情報でした。
検索すると、いろんな形のものがヒットするのですが、うさぎさんの状態に合わせて選べそうです。

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そうですね、私もすぐ、ゴメンネ~って言っちゃいますね。
なんでこんなんなっちゃったかねぇ、とか。
本兎も飼い主のせいとは思っていないでしょうし、前向きな言葉をかけてあげたいですね。

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SNSも使い方を間違わなければ、力になります。
うさぎさんのことを書いているだけで、目に見えないところで応援してくれる人がたくさんできるって。

良いお話でした


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その後は、2階に移動して、町田社長の純血品種の講習会へ。
聞く気満々のヒト。

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おべんと食べながら聞いていました。

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お題は、「似ているけど違う、カラーの見分け方」
同じカラーでも、微妙に個体差があったりするでしょうから、どの子を連れていくか選ぶのも楽しそう。
みんな、すんごくおとなしくって、されるがままなんだけど、どうしてそんなにお利口にできるのかなぁ。


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その後は、またまた、うさQさんのところにお邪魔して。

ここで衝撃の事実発覚
去年作っていただいたハーネスがお腹キツキツになっていました
そういや、着せるときに、「ん?なんかキツい」って思ったのよね

着れないことはないけど、お直ししますね~
って、ハーネス没収となりました

ペレット、減らしてるのにねぇ。
これから更にダイエットだよ、ちゃい坊。


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うさQさんとしては、すごく攻めた柄だという、キテンゲ・ロイヤル
お腹が太くて着れないので、乗っけるだけです

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同じシリーズのキテンゲ・ノーブル
ちゃい坊、地味系男子かと思っていたけど、以外とこういうのも似合うじゃない

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素敵だけど、落ち着きすぎているかな~

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シャンタン・キャロット
まみ~はこういうのも好きなんだけど。
やっぱ、似合わない

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シャンタン・ブルー
こっちは、まあまあかな

うさQさん、2日間、一族郎党、お世話になりありがとうございました


第3部もあっという間に終了の時間となり。
ハーネス没収されてしまったので、またしても山下公園はパス 

入場して一番にしっぽブースでしこたま買い込んだ上に、ウーリーさんのくじ引きで牧草を3つも当ててしまって。
最後は身動き取れないくらいに大荷物になってしまったこともあり、いったん車に戻って、そのまま休憩しました。

今回、少し離れた立体駐車場の方にとめたのですが、トイレもあるし車内は暑くならないし、一人でうさぎ連れて行くときはこっちの方がいいなって思いました。
しかも、少し安い

うさフェスタ1日目の第2部は、うさQブースにて、あいちゃんのフィッティングのサポートから始まりました。
第1部との間が1時間しかなくて、大急ぎでランチを済ませ、わたわた列に並び・・・
何とか間に合いました

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あいちゃん、春のうさフェスでフィッティングに挑戦したものの・・・
大逃亡劇を演じて、ハーネスはお預けになっていたのでした。

今回も全力で逃亡を図っておいででしたが、最後は諦めておとなしくなっておいででした。
普段は強気でもかなわないと分かった瞬間、シュンとしちゃうところもダッチの女の子の可愛いところ。
あいちゃん、付き合わせてゴメンネ

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新作のスモーキーグリーン。
他のハーネスと並べてあると地味で目立たないんですが、実際にうさぎさんに着せてみると、あら不思議。
とっても素敵なんです。

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色違いのスモーキーピンク。
どっちも似合うけど、あいちゃんにはピンクの方がいいかな

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超お嬢さまスタイルのホワイトリネン
あいちゃん、似合いすぎ~

あいちゃん、頑張りました。
ハーネス、作ってもらったら、ちゃんとお利口に着るんだよ

保定しながら撮影したので、あいちゃんを可愛く撮れなかったのが、やや心残りでしたが、なんとか目的は達成できたので、獣医師講習会へ向かいました。

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この頃にはもう、Q氏、大量に黒豆を生産なさっています。
上出来、上出来

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第2部の獣医師講習会は、田向先生。

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ウサギにありがちな病気。
シニアになるほど増える疾患は、予防も根治も望めないというお話。
腫瘍が△になっているのは、避妊・去勢手術によって生殖器系のガンは予防できるから。
病気になったら、動物病院に連れて行けば何でも治療してもらえると、なんとなく思ってしまっていたりしますけど、こういったことを冷静に理解しておくことも大切ですね。

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日頃からの健康チェックで、主治医とのコミュニケーションをとって、お互いに理解し合える関係を作っておくことも大事です。

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いざってときは、飼い主さんは動転していますから、これって案外難しい。
でも、獣医さんからすれば、「ゴハン食べないんです」と言われれば、全く食べないのかと思うとのこと。
で、よくよく聞いたら、「いつもの半分くらいしか食べないんです」とか。
ちょっとしたすれ違い、行き違いがトラブルの元になるかもしれませんし、気をつけたいです。

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出会ったその時から、いずれはやって来るお別れの準備が始まるんでしょうね。
命輝く時間を共に過ごせたらいいな~と思います。

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最後は正解も一番いい方法もない。
そう言っていただけると、飼い主さん的には少し救いになるでしょうか。
まあ、後悔しない選択肢というのも、なかなかないとは思うけど。

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講習会の間中、モグモグが止まらなかったヒト。
隣でビデオ撮影しているお兄さん、Qに目が釘付けでしたよ

その後は、しっぽブースでお買いものして。
残り時間、大急ぎで作家さんブースも回って。
そしたら、あっという間に終了時間。
お外はすっかり日が暮れていました。

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ピョンタ君、初のうさフェスタはどうだったかな
山下公園でうさんぽできると思ったのに、ぜんぜん時間がなくてゴメンネ~

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初めて見た、シャッターの閉まった、うさフェス会場

参加された皆さま、お疲れさまでした
 

うさフェスタ会場には、珍しい純血品種の子たちも展示されていて。
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ものすごい人だかりでしたが、長ーーーっくなってお休み中の名実ともに大物なフレミッシュジャイアント君

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そのお隣には、しっぽさん力作のパネル展示が。
見にくいですが、興味のある方は大きくしてご覧くださいね。

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ここにもウサギの年齢換算表がありますが、うさぎの七五三がウサギの厄年になっていますね。

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用品やサプリも上手に使いたいですね。


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そして、恒例のうさぎのパネル展示。
Qとピョンタ君、偶然にも同じ段にいました。
しかも、同じときの写真

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そして、また懐かしいうさぎさんに会いました。
ホッピング仲間のココちゃんです
相変わらずお洒落なココちゃん。
早くホッピング始まらないかな~って、また

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あっという間に、第1部終了の時間になってお外に出たら。
たまたまお会いしたうさぎ連れの方たちとお話ししてたら。
まさかの、4人全員静岡県人(元含む)でびっくり。
そういえば、前にも似たようなことがあったような。
いや~、世間は狭いですね~

そして、半日で存分にうさフェスタを堪能してしまったのでした

うさフェスタのメインイベントといえば、獣医師講習会。
今回のうさフェスタのテーマは、「うさぎのシニアを考える」です。

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第1部の講習会は、成毛先生。

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Qちゃんも、そのうちシニアになっちゃうんだから、一緒に聞こうね 

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抜粋でちょこっとだけ。
うさぎのシニアって何歳から
って言っても、品種によってこれだけ寿命に差があるという話。

統計の取り方もあるから、文字通りを信じなくてもいいのかもしれないけれど、フレミッシュジャイアントの3.0歳は衝撃。
平均だから、ご長寿な子はこの2倍くらいいけるかな
と思ったりもするけど、それでも6歳 

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年齢換算表。

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年齢と共に、うっ滞も手強くなります。

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うっ滞になって、飼い主さんが病院に連れてきて治療を開始すると症状は治まるけれど、治療が終わってモトの生活に戻ればまた・・・というお話。
生活スタイルの改善をしない限り、繰り返すという。
まったくもって、耳が痛いです。

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シニア期の飲水についての注意事項。

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ピョンタママさんからの差し入れのキャベツをかぶって聞いているヒト。

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良いお話を聞けました。
成毛先生、ありがとうございました。
これを聞くだけで、うさフェスタに来たかいがあるというもの。

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Qちゃんも、お疲れ

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そして、やっと会えました
今までのうさフェスタでは、ずっとすれ違いだったんです。
やっぱり、全日程参加して良かったです

3年前の卒業生、ももたん(旧:コロくん)
雰囲気が先代のチップちゃんにそっくりになっていて、びっくり。
つい、「チップちゃん」って呼んじゃうくらい。
やっぱり、飼い主さんによって、うさぎも変わるんだな~って、しみじみ。

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周り中に愛想を振りまくのも、チップちゃんそっくり

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左から、ピョンタ君、Q、ももたんです。

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ピョンタ君も可愛がられてるぅ~

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愛嬌たっぷりな、ももたん。

チップちゃんはラビットホッピングではアゴスリ専門でしたが、ももたんは跳びそうとのこと。
早く練習会、再開してくれないかな~
みんな待ってるのにね。

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ももたん、勝利のアゴスリ
やっぱり、チップちゃんに似てる
白うさ2匹、圧倒されていたのでした 

うさフェスタ2023から、第4部の講習会の内容をご紹介します。
講師はシンシア動物病院の成毛先生です。

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ここでは、EZ(エンセファリトゾーン)関係のお話のみ抜粋してご紹介します。


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斜頸とは、耳の奥、前庭に障害が起きたときに起こる症状です。



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眼振:
縦揺れ(上下に揺れる)、横揺れ(左右に揺れる)、回転(グルグル回る)の3種類。
縦揺れの眼振は中枢性の前庭障害でしか起きない。

旋回運動(グルグル回る):
中枢性の旋回運動は同じ方向にしか動けないので、進行方向に壁を作るとそこでぶつかって動けなくなる。
(興奮して回っている子は、逆方向に回り出す)



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特発性:中枢性でも末梢性でもない、原因不明。



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EZは、まだよく分かっていない病気。
従来、原虫に分類されてきたが、DNA解析によりカビ(真菌)ではないかということに。
まだハッキリとはしていない。
偏性細胞内寄生真菌である。

ウサギの日和見感染症
症状のない子たちを調べたときの抗体を調べたときの率。
日本では57.9%と、やや高い。
持っているか・いないかという話とは別で、抗体価というのは、この病気に接触したことがあるかどうかということ。
接触する機会の多い病気ということ。

感染経路は2とおり。
①糞尿を介しての感染(同居個体との水平感染)
②母ウサギからの胎盤を介しての感染(垂直感染)

胎盤を介して感染した場合の症状の1つが先天性の白内障。
白内障は、水平感染では起きない。

臨床症状は様々で、感染した臓器により、様々な傷害が引き起こされる

厄介なのは、環境中で4~6週間生存すること。
糞尿など、部屋の清掃が大事。



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斜頸の子が来たときに行う検査。
CTとMRIは持っている病院でしかできない。

今回は、赤文字の検査について説明。



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画像中央のグリグリした部分が肉芽腫、これがあれば、EZだったということになる。

生前は暫定診断:血液検査・外注検査を行う。
血液検査;EZの場合、腎臓など他の臓器への感染があるかもしれないので、その確認。
外注検査;EZ IgM抗体とIgG抗体を調べる。SAAは炎症がある場合に跳ね上がる。



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IgM抗体:感染して最初に作られる抗体
IgG抗体:後から作られる抗体

斜頸が起きるのは、感染してすぐではない。
感染して、炎症が起こり、そのダメージで斜頸が起こる。
IgGだけ上がったら、昔、感染したというだけかもしれない。
(結局、よく分からない)
この検査で確実に言えることは、斜頸が起きたとき、IgM抗体とIgG抗体が両方低ければEZではないということ。

論文でも、抗体価と臨床症状の重症度や脳内感染の有無との間に相関関係はないと報告されている。



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中枢性の前庭障害だった場合、確定診断はできない。
これをどう考えるか

先生の個人的見解:
完治することを目標とするのではなく、日常生活を送れるようになることをゴールにするのがよい。



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なぜカビにフェンベンダゾール(駆虫薬)が効くのか、よく分かっていない。
治療の目的は、EZの感染・増殖の抑制と肉芽腫性の炎症を抑えることの2つ。



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EZは感染すると細胞の中に入って、


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増殖し、細胞を壊して次の細胞へ移る。


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細胞が壊れることによって、肉芽腫性の炎症が起こる。
なので、治療はEZの増殖の抑制と肉芽腫性の炎症を抑えることの2つになる。

ただ、薬が効くのは、細胞外のブルーのエリアのみ。
細胞内には効かない。
投薬期間が28日間、というのは論文での投薬期間が4週間だったというだけの話。
そのため、「治ったけど、またなった」ということが起こる。



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脳幹にはバリアがあって、薬が到達しないことがある。
到達して、かつ強く抑える薬がステロイド。
ステロイドについては、論文では賛否両論で、よく分かっていない。
使わない方が良いのではとする論文もある。
というのも、ステロイドは免疫抑制剤、免疫を抑制することで炎症を抑える薬なので、免疫を抑える副作用に対しどれほどの効果があるのか?というはなし。

しかし、先生はステロイドを使う方針。
なぜなら、炎症が自然になくなるとは思えないので。
4週間を超えない範囲で使っている。
この辺は先生によって見解が違うと思われるのでご注意ください)



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抗菌薬:感染症予防のため
制吐剤:ステロイドを使うため
抗眩暈薬:眼振が起こるため
鎮静薬:ローリングで日常生活が送れない場合(使ったことはない)
食べられないときは、強制給餌



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ここからは、ウチの子(ダッチ)たちに対する考察です。

現在、里親募集中のくりちゃんには、先天性の白内障があります。
健診の時に「EZを持っている」と言われています。
たまたまこの所見があるのはくりちゃんだけですが、実験のウサギさんって、同一コロニー内での繁殖を繰り返しているから、他の子たちも皆、EZありと思った方が良さそう。

経験上も、若い頃は何もなかった子たちも、ほぼ全員、高齢になったときに何らか神経症状が出てEZの治療をしています。
ですが、亡くなった子はすべて病理組織学検査をしているものの、EZを捉えたことはまだありません。

EZが直接の死因ではないので、そうなのかもしれませんけど。
ただ言えるのは、EZはさほど恐れる必要はなく、発症したときに速やかに治療することで改善するということ。

EZが世に知られるようになったときは、劇症型が多く非常にショッキングでしたが、今や実験のウサギさんですら、すでにEZに折り合いを付けていることに改めて驚きを感じます。

現在、里親募集中の女の子たちは、健診でいくつか所見が出て縁遠くなってしまった感もあるのですが、恐れることはないとお伝えしたいのです。
逆に分かっている情報が多いことで、初動が早くできるというメリットもあるかと思います。

すべてのうさぎさんに言えることは、「ちょっとヘン」と思ったら、すぐ病院へ、ということですね。
目つきがおかしい、首が流れる、ちょっとの変化に気付いてあげることが大事なんだと思います。

EZについては、未だ分からないことだらけだそうですが、うさ飼いとしては、是非とも解明してほしいと思います。


先週末に行われた、webうさの講習会のお話。

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骨折してしまったときの治療法として、状態によって様々な選択肢があり、
プラスうさぎさんの性格等を考慮してどの方法にするかを決めるというのですが、、、

ネックになるのは、飼い主さんのお財布事情だったりするといいます。
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それなりに高額になるんだろうとは思っていましたが、こうやって出されると、びっくらこいちゃいます。
どんだけ簡単で安い方法でも、軽く60万超え
状態が悪ければ、210万+アルファ。
何段階かに分けて処置するとなると、+アルファ部分も跳ね上がるでしょうし

それでもって、ちゃんと期待通りに骨が癒合して成功する率はそんなに高くないとか。
下手すれば、骨がさらにバラバラになってしまって、何もしない方がなんぼかマシだった状態に陥ってしまうそうで


実は、ウチのあかりさんのことで、やっぱり手術してやれば良かったのかな~
って思うところもあり。
あかりさんがとった方法は、1枚目の図でいえば、左端のケージレスト。
講師の成毛先生がおっしゃるには、ケージレストのみでうまく治るのは、まれだそうで

でも、その後のお話を聞いて、やっぱり、あかりさんには手術はムリだったって大いに納得したのでありました。あれだけ狭いキャリーに閉じ込めておいても、ぜんぜん安静になんてしてくれない子だったし。
ゴハンもらえるのが嬉しくて、飛び上がってキャリーを破壊してしまうくらいのパワーの持ち主ですし。

きち先生が手術しないとおっしゃった理由が、改めてよーく分かったのでありました。
結局、骨はちゃんとくっつかなかったけど(偽関節を作ってしまった)、不自由ながらも毎日ナッツと鬼ごっこして遊べているし。
今の状態が、あかりさんのベストなんですね。


里親さまには、いつもお渡しの時に、
「うさぎは着地点が見えなくても、向こう側が見えれば衝動的に飛んでしまうので、生半可なサークルやフェンスで囲ったりしないように」
とお話ししていますが、成毛先生も
「うさぎは視力が悪いので、着地点が見えなくても飛ぶ」
とおっしゃっていました。

注意すれば防げる部分もありましょうが、予期しない動きをするのがうさぎさん。
でもって、壊れやすい軽量骨格ときています。
不幸にして骨折してしまったとしても、その後をどうすればうさぎさんが快適に過ごせるのかを考えればいいのかな
って思いました。


今までも何回か、うさフェスの講習会で骨折治療のお話がありました。
講習会のテーマは、うさぎのしっぽさんが決めて、先生に依頼されるそうなんですが、
ってことは、それだけ骨折事故が多いってことなのかな
とも思います。

でも、こういったお話を聞いて、自分のうさぎに最先端の治療を受けさせてあげられなかったことに負い目を感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
情報収集は大事ですが、それで飼い主さんが悲しい思いをするのも違う気がします。
こうやって、何回も同じテーマのお話を違う先生から聞くことで、飼い主さん自身が判断できるようになっていくんだなってことも、印象深かったです。
 

webうさ、始まりましたね 


せっかくなので、うさフェスBOXに入っていたこれを組み立てました。
大急ぎで作ったので、かな~り雑な仕上がりですが、なんとかサマになりました。
思いつきで、ななぶーとナッツ、あかりちゃんも貼り付けました。
(過去の没名刺の流用です
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みんなで記念撮影をしました。
これは、ぽんちゃん

白クマペコ氏は論外としても、ウチの子たちには小さいですね


無料講習会も良いお話でした。
各種飼育本でもおなじみの動物ライター、大野瑞絵氏によるウサギの食に関する講習会。
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普段忙しくしていて、お野菜もシャキシャキの状態ではなかなかあげられなくって、
申し訳ないな~
なんて思っていましたが、わざとしんなりさせてからあげるのもいいそう。
水分の取り過ぎも防げるし、よりたくさんの種類をあげられるからと。

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万が一に備えつつ、楽しい食事をというお話^^


こちらは、町田社長による恒例の純血種講習会。
これまた、良いお話でした
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うさぎのいろいろなNo.1のお話で、一番小さい品種はネザーちゃんではなくって、
ブリタニアペティーテといううさぎさんなんですって。
相当やんちゃな性格らしく、お話を聞いていて、あかりちゃんみたいな子なのかな
って思っちゃいました。
そんな子なら、ちっちゃくってもほしいぞ

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ダッチさんも登場
模様がなんて言われたら、ウチの子たちは全員失格ですけどね

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うさぎさんを走らせての審査の様子。
大きいうさぎさん、いいな~

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来年、登録予定だという、うさぎさん
いいな~、可愛いな~
って、なんか白黒にばっかり目が行っているワタクシでありました (^◇^;)

無料講習会は明日も同じメニューで、午前・午後の2回行われますので、
まだ見ていない方は是非

抱っこ講習会とグルーミング講習会もお勧めです。
(抱っこできる方もグルーミングできるという方にも!)

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最後に、ふくちゃま&むう氏 

来年、春はまだ無理だとしても、秋には通常開催を期待したいところです。
でも、今回、webで遠方の方には特に良い取り組みだったでしょうし、このスタイルも取り入れてやっていただけるといいですね 

あ、そうそう、しっぽさんのテレビショッピングならぬwebショッピングもなかなか楽しかったですよ。
自動給餌器とかクリアケージなど、高額商品が対象でしたけど、かなり値引きしてくださっているので、狙っていた方には朗報かな?と思いました。

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