兎鳥庵日記

実験室出身のうさぎさんたちと暮らしています

2020年9月27日以前の記事については、リンク集「兎鳥庵日記(2020年9月27日以前)」よりご覧ください。

カテゴリ: 日常

1年を振り返る余裕もなく・・・のドタバタの年の瀬です。
ここ3ヵ月は大切な存在を次々に失い、悲しみの連続でもありました。
実は、12月28日には長年お世話になった、ハンセン病療養所のUさんも天に召されてしまい。

しかし、思えばたくさんのご縁に恵まれた1年でもありました。
多くのウサギたちがご縁に恵まれ、幸せを手にしました。
こんな年末に突然アナウンスして、それでも次々に手を上げてくださる方々がいらっしゃり。
ありがたい限りです。

去って行く命、新しくやって来た命。
命は巡るとしみじみ思わされます。
2代目をお迎えくださる/くださった方も多く、ただ感謝です。

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関係ないけど、いつぞやの富士山。

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もっと関係ないけど、いつぞやの惨劇。
折角、ゴミ袋をまとめて置いてあったのに、全部ぶちまけてドヤ顔のヒト。
Q氏はこれでウチの子切符を手にしました。

これを見たときの絶望感は、今年イチの思い出かも


1年間、ありがとうございました。
皆さま、よいお年をお迎えください。

10月18日、父が天に召されました。
85歳でした。

9月15日に入院の一報があってから、あれよあれよという間のことでした。
その1週間くらい前に父の食欲がないと母から連絡はあったのですが、いつものグチ&一過性のことだろうとあまり深刻には受け止めていませんでした。
軽度の認知症と診断されて定期的に通院もしていましたし、何かの時には病院で対処してくれるだろうと考えていたこともありました。

かかりつけ医の指示で15日の早朝、救急車を呼んだそうですが、これが本当に救急車案件かと救急隊員にはいろいろ聞かれたとのことです。
それくらい、軽症に見えたということでしょう。

入院先の病院での診断は、肺がん末期。
本人には何らかの自覚症状はずっとあったのでしょうが、家族にとっては青天の霹靂。
若い頃からヘビースモーカーで、定年退職後に一度禁煙に成功したものの、またぞろ吸い始めたと聞いていましたが、この歳になればと、もう逃げ切ったような気になっていたのでした。


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葬儀会場の教会。
正面の十字架がステンドグラスになっていて日差しできれいに光るところでしたが、昼間に撮っておけば良かったとちょっと後悔。

前夜式も葬儀も会場が埋まりそうなくらい、たくさんの方が参列してくださいました。
前夜式には献花のお花が足りなくなるくらい。
家族と親族、教会関係者のみでこぢんまり・・・かと思っていたのにビックリでした。

何事も計画立てて行っていた準備のいい父のこと(残念ながら、娘はぜんぜん似ませんでしたが)、遺影も連絡先も、葬儀における聖書・賛美歌もすべて準備していたとのことでした。

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ロビーには、趣味の写真も飾っていただきました。

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火葬場から見た、立山連峰。
富山とは思えぬ空の青さです。
最後まで晴れ男パワー全開の父でした。



さかのぼりまして、亡くなる前の15日(土)、最後の機会になるかもしれないからと、急遽、日帰りで富山に行って参りました。
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初めての北陸新幹線。
「かがやき」という名前も切符を買うときに初めて知ったという

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ホーム反対側。
新幹線って、こんなにいろいろあったっけ・・・と今更ながらビックリ
子供はこういうの、全部名前言えるのよね、、、
と思いつつ、ワタクシには全然でした

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すっかり様変わりした、富山駅。

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何やらイベントをやっていましたよ。

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プラレール。
分かるのは、ドクターイエローとかがやき、あと雷鳥(?)くらいかな

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クイズも参加できるのはお子ちゃまか、鉄オタくらいでは

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ストリートピアノなんかもあってビックリ。
ピアノにはお魚とかクラゲが描かれているのですが、どう見ても富山のお魚ではないところが謎。
やっぱ、富山じゃブリとかホタルイカとか、クラゲはエチゼンクラゲか

おじさまの奏でる音色はとっても優しくて、素晴らしかったですよ

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名物、路面電車。
今はライトレールと言うそうですが。
このタイプが高校生時代に乗っていたもの。
当時、床は木で、車掌さんが乗っていましたっけ。

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今どきの新型。
2両連結になっていて、乗る人が多いのにもビックリでした。

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降車駅から。
なぜかここから普通の鉄道になるっぽいです。



83歳の婆さんには無理と言う医師を押し切って、在宅介護にしたそうですが、話に聞くにも各所の連携には目を見張るばかり。
訪問診療の医師・看護師、訪問看護、ケースワーカー、ケアマネ、デイサービス、薬剤師等々の皆々さまが入れ替わり立ち替わりやって来ては、打ち合わせ&契約で目が回りそうだったそうな。

コロナ禍のため、入院後は面会は2回できただけで、会うことすらままならない状態で。
このままでは最後に子供たちの顔も見られぬまま旅立つことになると危惧した母が一歩も譲らなかったと。

医師の対応には思うところもあるけれど。
病理検査後の確定診断が出るのに3週間もかかってるとか、家族にもろくすっぽ説明しないとか。
入院後すぐさま駆けつけた姉がプッシュして、ようやく説明の場は設けてもらったそうですが、本人には説明する気、皆無だったとか。
認知症で理解できないと思われたからかとも思いましたが、まだ初期でそこまでじゃなかったようですし。
末期って言いつつそれじゃ、聞けた頃には死んじゃうじゃんって、遠くからプンスカしてるしかないのも何だかでした。


ただ、結果的にはこれ以上ないくらい良かったのです。
退院ものびのびになっていましたが、10月3日に急遽駆けつけてくださった叔父叔母(父の弟・妹)も含め面会したときには、父は上機嫌だったそうです。
父の記憶では、いつもの病院に行こうと歩いていたところ、何がどうなったのか、気がついたらこの病院のベッドにいたと。
ネガティブな記憶は一切なくて、いいことしか覚えていないって。
「食事も美味しいし(ホントはほとんど食べれていなかった)、先生にも看護師さんにも本当によくしていただいて、ありがたい」
って、ニッコニコで語っていたそうです。

認知症ってネガティブなイメージしかありませんでしたが、いい面もあるんだなって。
入院して一気に進んだ感もあるとのことでしたが、10月13日の退院時も何も問題なかったそうです。

13日には普通に会話できていたそうですが、15日に私と弟がかけつけたときには、もう全然しゃべれない状態で。
うなずくことは出来るので、だいたいの意思疎通は出来て、最後に家族みんなで集まって、わいわい一緒に出来たことは、ありがたいことでした。
飲食はもうほとんど受け付けないとのことでしたが、弟の入れたコーヒーを飲み、夕食にとったお寿司のネギトロのトロとイクラをスプーンで3口くらいずつ食べました。
奇跡だなぁと思いましたが、これが最後の食事になりました。

またすぐ来るから元気でいてねと別れ際に言ったときには、うん、うん、と大きく頷いた父でしたが、その後は薬剤師さんに貼ってもらったモルヒネパッチのおかげでほとんど眠った状態に。
月曜日に弟が帰るときには、また意識が戻って分かってくれたようだと言っていました。

翌朝、「さっきまで何ともなかったのに、朝食の支度をしようとしてふと見たら息をしていない」と母から連絡があり・・・。
すぐにでも帰って飛んでいきたいところでしたが、結局、お休みの段取りをして仕事が終わったのが21時。
翌朝、むうさんをきち先生に預けて(入院)、そのままクルマで富山に向かったのでした。


入院時には「あと数カ月」、退院時には「あと1ヵ月」、16日の訪問診療の医師の説明では「あと数日」と、みるみる短くなっていき。
退院して1週間もしないうちに旅立ってしまいました。
15日から17日にかけて子供たち3人は相次いで一旦帰宅しましたが、その後も、そして亡くなった後も、幸せそうにずっとニコニコ笑っていたそうです。

亡くなったときの様子を聞いて、なんだかチェリーちゃん(文鳥)の時みたいだな、ってクスッとなったくらい、不思議と悲しい気持ちも起こらずでした。
父にかけた最後の言葉は、「じゃあね、また。バイバイ。」でした。

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15日、夜の富山駅。


実は、もう1つ、奇跡がありまして。
要介護で強制給餌しか受け付けなくなっていたむうさんが、10月14日になって、突然、ペレットを完食していて。
ずっと、「むっちゃんが自分で食べてくれないと、心配でパパさんに会いに行けない」と言い聞かせていたのでした。
もちろん、それだけじゃ不足なので強制給餌も続けているのですが、お腹がすけば自分で食べてくれるようになったのはありがたいことでした。
病院に預けるときも心配なく託すことが出来ました。

すべてに感謝です。
 

只今、台風8号接近中
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この台風、渦巻いてないなー
なんて思っておりましたが、今日になって少しは台風らしくなってきた

一昨日から断続的に雨が続いていますが、今はまだ静か。
風ままだそれほどでもなく。
これからかな

進路に当たる地方の皆さま、どうぞお気をつけください


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さて、むうさんは来週、20日に12歳のお誕生日を迎えます

状態は相変わらずです。
つるっぱげのオチリにはうっすら毛が生えてきましたよ。
手袋は、やっぱり嫌がって外しちゃう
一時、腫れてきちゃって焦りましたが、その後は落ち着いてきています。


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ケージのレイアウトはこんな感じ。
気に入らないと、すぐお茶碗ぶん投げてくれるので、困ったもんです。

なーんて書いている間に雨足が強まってきましたよ 
気圧の変化に敏感なうさぎ&人間の皆さまも、どうぞお大事に
 

今日から夏休み
正確には、今日は山の日で、夏休みは明日と来週の月火ですが。
今年は祝日と週末の組み合わせが良くて、長く休めるのが嬉しいですね。

ちょっと前までの週間天気予報ではお日さまマークのオンパレードだったので、晴れる気満々。
昨日は珍しく明るい時間に帰れたので、葛の葉の採集にいそしみまして。
はりきって、葉っぱを干していたんでありますが。

気がつけば、いつの間にかお外は大雨 
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あわてて、部屋干しに変更です

お休みは、大掃除&大物を洗おうと思っていたのに。
明日、明後日は台風とな

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しょうがないので、今日はクマさん邸をプチリニューアル。
トイレとマットを新しくしただけなんですが。

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いつもヒマしてる、クマさん 
りんりんボールは、暇つぶしのお友だち。
他にも何か、買ってあげましょうか。
 

本日、インプ君点検。
早いもので、もう6年です 
ついこの間、買ったばかりな気がしていましたが

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2代目も、西へ東へウサギさんのお届けに大活躍
ラビットホッピングの練習会にも車で行くようになりましたしね。

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作業を待っている間、営業さんがこんなモノを持ってきました。
「今のが非常に特殊なお車なので、買い換えてくださいと言うことではないんですが・・・」
と非常に恐縮しながら。

分かってんなら言うなよ・・・とも思いましたが、このタイミングで提案しなさいとかって決まりがあるんでしょうね。

にしても、クルマの維持費は大変
改めて金額出されると、ビックリです。

前のクルマは13年乗ったから、潰さない限りはそれ以上乗りたいのですが。
次のクルマ、どうするんだろ
って頭が痛いです。

MTを優先するなら、他のメーカーさんに乗り換えなくちゃ行けないんですけど。
7年後なんて、どうなっているか、まだ分かんないですよね。

「BRZなら、MTあります
って言われても。
だって4駆だからインプ乗ってるのに。
しかも、インプでさえ、会社の駐車場で前のバンパーを地面にこすっちゃう事が多々あり。
これ以上、車高が低いのはNGなのです。
いや、それ以前にウサギ積めないから問題外なんですけど。

「それなら、まだ分からないんですけど、WRXも出ます
(出ない可能性の方が高そうな口ぶりでしたけど)
って、ああた。
2400ccターボって、このご時世、燃費悪すぎじゃね

かっ飛ばしたいお年頃はもう過ぎたので、フツーに運転してて楽しいクルマがいいんです。
まあ、7年後なんて自分もいい婆さんでしょうから、MT諦めてサポカーにした方がいいのかな?

でもね、体調が悪いときには素直にエンストしてくれるMT車ってありがたいのですよ。
自分の状態を教えられるっていうか。
アクセル踏むだけで走っちゃうクルマって怖いのです。
特にハイブリッドは発進時の加速がいいですから。


さてさて、タイヤももう限界だったのですが、買いに行くのをサボっていたところ・・・
やはり、もう限界(というか限界を超えていた)らしいので、来週、ブレーキパッドと一緒に変えていただくことになりました。
タイヤはオートバックスで買うことが多かったけど、待ち時間が長すぎてイヤ~なんですよね。
多少お高くても、ディーラーさんでやっていただくのもありかもなんて思い始めています。

ブレーキパッド込みで10万円ほど
コロナになったら、払えるじゃん(保険金で
なんて、ふと思ってしまったのでありました。

それにしても、何でも高くなりましたね。
今のタイヤも半年おきにローテーションして、1年半。
(それでも、かなりもった方)
1年半おきにこんなにかかるんかいと思ったら、もう、うんざりです。
 

このところ、お仕事大忙しでグロッキー気味。
一大イベントを控えておりまして、その準備に大わらわだったのでありますが。
で、いよいよ明日から始まるという、そのとき。
「延期になりました~」とふれて回る声が。
21日、定時の17時を少し回った頃でした。

電話でもメールでもなく、直接言って回っているところが笑えましたが。
ローテク万歳

明日は5時起きして電車で行かなきゃいけないのにとか、でも、仕事終わんないしとか、いろいろ煮詰まってるときだったから。
にわかには信じられなくて、「マジですか」とか、「ホントにホントですか」とか、何度も確認して。

一気に脱力して、放心状態だったのでありました。
そして、未だにショック状態から抜け出していないという。。。

今日も、ホントは出勤するはずだったんですが、取りやめに。
おかげさまで、予定通り、うさうさずの病院にも行くことができました。


延期になった直接の原因は、図ったかのようなタイミングでコロナ陽性になった職員の存在。
ずーーーっと感染者ゼロだったのにねぇ。なんで今 
って思ったけど。

全国的にも絶賛感染爆発中
我が静岡県も4日連続で記録更新中
ついこないだ、久しぶりに100人超えたわねって思ったばかりのような気がしますが、今は毎日1000人ずつ新規感染者が増えている感じ。
桁が変わってきました。
これから、どうなっちゃうんでしょうね


延期になったイベントは11月上旬になりそうなのですが、その頃ってウサギシーズン真っ盛り
その頃はどうかな~。
「今年こそ、うさフェスタ、できればいいですよね~」
なんて、先月の健診のときは先生とお話ししていたのですが、11月でもヤバそうな気がしてきましたよ

てか、そんな先のことより、すぐ目の前のことを心配しなきゃいけないのかもですが。
どうか、これ以上感染が広がりませんように。


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関係ないけど、いつぞやのこまちゃん。
このごろはベランダパーティーもないし、ほったらかされてるしで、ご機嫌斜めなことが多い姫です。
いろんな意味でいつもの日常が戻ってほしいです。。。

先週はちょいと働き過ぎまして、昨日はほぼ廃人でございました。
今日も必要最低限のことだけして。

いつの間にか世間はコロナで大フィーバーだし。
ここにきて、急速に身近に迫ってきた感もあり。
職場ではお子さんの感染や学年閉鎖で1週間お休みされた方もいて。

少し離れた別のラボでは陽性者5人出たっていうし。
えっとぉ、それってクラスターじゃないの
なんても思ったけど、今どき発表されているのは病院や高齢者施設ばかりだし。
今どき事業所はカウントされないのでしょうか
週明け、拡大していないことを祈るばかりです。

自分も、ついこの間までフツーにバスとか電車とかで東京出張してたし、いつなってもおかしくないのよねぇ・・・
保険のおばちゃん(自分もおばちゃんだけど)に、
「ちゅんちきさんもコロナになったら保険おりるからね~。なんかあったら言ってね~。」
って明るく言われたばかり 
無症状だったけど自宅待機で10万円もらえた方もいらっしゃるとか。
えっ、何それ コロナにならなきゃ、損じゃんなんて。
1週間休めるうえに10万とは。
俄然、その気になっておりますよ


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こちらのむうさんは、いよいよあんよが動かなくなり。
その割に、無駄にクルクル動き回るもんだから、オチリがハゲハゲでお猿さんみたいになっちゃって可哀想。
紙おむつとかはかせた方がいいんじゃ
とも思うけど、先生は何もしない方がいいっておっしゃるんですよね

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ウェットのゴハンも、ドライのゴハンも、そして牧草も、もりもり食べるお利口さんです。

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ときどき、ふくちゃまが乱入してきますが、放っておくと、これまた、むうさんハゲちゃう(LOVEハゲね)ので、お嬢さまには早々にお引き取り願います。


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この前、ウサギのRehomingについてお話ししたお礼にマグカップをいただきました
東京オリンピックバージョンの最後の1個だそうです。
ビーグルとフェレット、そしてニャンコ(いずれも実験動物)が描かれています。
いつか動物実験がなくなって、みんなこんなふうに笑って生き生きと暮らせる日が来るといいな・・・
と思いつつ。
実験がなくなったら、彼らの存在もなくなってしまうかもしれないのですけどね。
 

先日、ご縁がありまして、実験ウサギさんの里親募集についてお話をさせていただきました。
(マーシャル・バイオリソーシス・ジャパンさん主催のウェビナー)

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昨年末の実験ビーグルもお家を探しているという記事【ビーグル犬はいかが!?】が回り回って、そのようなことになりました。

マーシャルさんは会社としてビーグルのRehomingに取り組んでいらっしゃるのですが、ウチは完全なもぐり。
こっそり個人レベルでやっていることなんですが、それでもいいのでしょうか?
(しかも、匿名でしかできない)
と、何度も確認したりしていましたが。

会社に認められて正々堂々とできるようになるか、さもなくば自分が退職して数年が経過するまでは、何も語るべきではないと思っておりました。
が、これもご縁かとお引き受けしたのでした。

動物福祉の考えが進んでいく一方で、それは水面下で活動している者にとっては著しく逆風でありまして、移転前のFC2ブログの方は、里親募集関係の記事を大幅に削除し、さらには全容が把握しにくいようにわざとカテゴリー分けに手を入れたりしています。
なので、外から見て分かりにくくなったと同時に、自分でも経過を追うのが大変だったという

今まで後ろを振り返る余裕もなく、ただただ突っ走ってきましたので、自分のやってきたことを見直す、いい機会にもなりました。
それでちょっとブルーになったりもしているのですが。
(大変だったことや悲しい出来事なんかも思い出してしまって・・・ね)

改めて数えてみましたら、今までに自分の手を介して助けた子は、ウチの子を含め110匹にのぼりました。
手間やお金が全然かからなかった子もいれば、どえらくかかった子もいて様々ですが、一体自分はどんだけウサギにつぎ込んできたのだろうかと、我ながらあきれ返ったというのもあり・・・


それはさておき、今回、ウサギの実験を多く手がけている製薬メーカーさん2社のご担当の方が参加してくださいまして、ウサギのRehomingについて可能性を探っていらっしゃるとのことでした。
ワンコならともかく、ウサギで考えていらっしゃる企業が業界内にあるということで、逆にこちらがビックリしたのでありました。

ただ、コレ、真剣にやろうと思えば途方もない話で。
里親希望者さんにラボまで取りに来てもらって、はいどうぞとお渡しするだけなら簡単な話なのですが、実際のところ、健康な動物だと思ってお渡ししたら、実はウサギ特有の病気を持っていたとかもあるわけで、そういうことを避けようと思えば、相当に大変になります。
ウサギって犬猫と同列に見られがちですが、実のところ相当変わった動物で、獣医さん泣かせな動物でもあります。

また、ラボの飼育方法と一般的なペットとしての飼育法は全然違いますから、ペットとしての飼育をした場合どうなの?
というのを譲渡側が知らないと、譲渡後のアフターケアがぜんぜんできないという話にもなり。
このへん、ワンコに比べてウサギはかなりギャップが大きいのです。

同じウサギでも、ラボで見せる顔とお家に連れ帰ったときの顔は別うさかと思うくらい違いますし、実際に自分で飼ってみなきゃ分からないことと思っています。

そんなわけで、犬猫に比べれば譲渡のハードルは低いと思われがちなウサギですが、やるんだったら慎重に・・・
と願うのです。


実際に我が家で起こった事例を紹介したりもしたのですが。
これが強烈すぎて、結構引かれたかも・・・という気がしないでもないです。

1枚だけ中身をお見せしますと、こんな感じ。

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ウチも一時期、感染症の発生で里親募集は打ち切りにしようかと思ったのも事実です。
それを支えて継続させてくださったのは主治医の存在でしたし、実験とは違った意味でのウサギの専門家の存在って必須だな、とも思うのです。


そんなこんなで、ウサギのRehomingの可能性をお伝えしたんだか、ほぼ不可能でしょうということをお伝えしたんだか、よく分からないことになりましたが、業界の中には考え始めているところもあるということで、希望の光は見えているのかなと思った次第です。


ウサギに限らず、日本では齧歯類以外の実験動物の飼育環境ってすごく無機質(金属製の個別飼育ケージを並べただけ)なんですが、ちゃんとウサギを群飼育できている国もあるということで、その辺、業界が本気出して実現すればすんごいプレミアムな実験ウサギになるのでは? とか、そんな話も出ましたが、夢のまた夢みたいな話。
でも、本当に実現できたら、ペットのウサギより、実験動物のウサギの方がより本来の生態に近い飼育法になるわけで、そんな逆転現象があったら面白いな、と思ってみたり。
(そうなっちゃったら、逆に1匹ずつの譲渡がしにくくなるかもしれないですが)

でも、避妊・去勢していないウサギたちがドンパチなく群れで暮らせるだけのスペース(高低差や隠れ場所の穴やハウスも)って、お掃除はどうするんだろ? とか、摂餌量や飲水量はどうやって測るんだろ? とか考えたら、気が遠くなりそうです


自分もあと何年かしたら定年ですし、この先どうするんだろうな~というのもあり。

一昨日、狙撃されてしまった方のニュースに接し、命のはかなさを改めて感じたところでもありますが、「自分はもう、できることは全部やってきたんだから、いつ死んでも悔いはない」と思ったり。
(自分はたぶん狙撃されることはないけど)

自分がやっていることは正しくはないけど、人として当たり前のこと、いつかは誰かがやらなくてはならないこと・・・と迷いつつも続けてきて。
いつか終わるかもしれないし、また別の形で続くのかもしれないし。
この先、まだできることがあるのか、ないのか。
やっぱり、迷いつつ、迷いつつ・・・です。
 

本日、エアコンクリーニングにつき、ベランダパーティーはお休み。

去年の夏、効きが悪くなってヤバかったので、夏前に絶対しなきゃってことで。
4年前に買って、1度もクリーニングしていないので状態はかなり悲惨

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クリーニング前。
やっぱ、かなりヤバそう。

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洗浄を始めたら、真っ黒な水がジャバジャバ

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この後、室外機もきれいにしていただいて。

フルコースでお願いして、17,700円也。
業者さんによれば、エアコンはお掃除機能が付いていない方がお勧めだそうな。
クリーニングのお値段が全然違うって。
普通のなら1万円でできるからって。

う~ん、確かにそうかも。
自分でエアコンのお世話をするのが面倒って思ったけど、こまめに業者さん入れた方がいいかもしれないです。

今どき、エアコンが急に壊れても在庫がない可能性もあり。
これで、夏を安心して迎えられるかな

鳥さんたちの皮付き餌が少なくなってきたので久しぶりにCAP!さんをのぞいたら、衝撃のお知らせがっ
Web キャプチャ_19-2-2022_21222_item.rakuten.co.jp

サブレ@オカメインコが唯一食べるペレットがフルーツブレンドのXSだったのです。
サブレ君、ヘタレなのでオカメ用の粒の大きいタイプは食べてくれないんですよね
しかも、そんなにたくさんは食べないから、少量パッケージの7オンスがよかったのです。

このごろ、メロンさん用に買っていたラウディブッシュも口にしてくれるようにはなったのですが、でも、色つきのが混ざってないとダメじゃないかな~。

鳥さんもうさぎさんも、食にはこだわりのある子が多いから、製造中止とか販売休止なんて事態になると非常に困るのです。
CAP!さんがそういう判断をなさったのなら、相当のことなのでしょうが。
ショックすぎて立ち直れないです。

輸入ものは、鳥のものはウサギのよりも供給が安定していなくて、もともと欠品が多かったのですが、コロナ禍になって、さらに拍車がかかり。
入荷のお知らせが来たら、速攻たのむという状況でした。


ウサギのペレットやサプリメントもOXBOWのものは、欠品になることが多く。
こちらも入り始めたら、ポチりまくるという。

で、2週間くらい前からでしょうか、チモシー1番刈りも品薄になってしまい。
どこのショップをのぞいても、大容量パッケージのものが欠品になっているという。

災害用のストックとして、うさぎのしっぽさんの3kg入のを2袋常備しているのですが、やっぱ、2袋じゃ全然足りないないな~
と改めてしみじみ。

我が家はいつも5kg単位で買うのですが、今のところ、普段使いしているマペットさんでダブルプレスがまだあるので、そちらを購入しています。
が、こっちもいつなくなることかとヒヤヒヤです。
しかも、圧縮されている分、減りが早い

輸入品に頼らざるを得ないペットって、やっぱ危険だわ
と今更ながら思ったりしています。
災害でもないのに、こんなことがあるなんて・・・
ってビックリです

そのうち、山へ草刈りに行くか
ってのが冗談じゃなくなる日が来るかも

Facebookでシェアした記事ですが、こちらにも。



医薬品などに比べれば目立たないのですが、実は、農薬の毒性試験には、相当数の動物が使われます。
我がラボでも、毎年、シーズンになると次から次へとウサギやモルモットの試験が切れ目なくやって来ます。
もうちょっと、動物を使わない方法へ舵を切れないのかな?
と思います。

野菜やご飯を食べて、それが動物たちの命の代償だと思う人はあまりいないと思いますが、実は実は・・・なのであります。


今年もよろしくお願いいたします
良い年になりますように

それでは、我が家の住人&お客さまから、新年のご挨拶です 

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サブレ:
1年に1回しか登場しないけど、サブちゃんは元気だよ。
細くなってるのは、やせたんじゃなくて、キンチョーしてるからだよ。
もうすぐ17歳のジジィだけど、ピョンコピョンがいっぱいだから、楽しいよ



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メロン:
ボクはサブちゃんよりジジィだけど、まだまだ元気だよ。
今年もサブちゃん蹴散らして、がんばるからね


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ナッツ:
今年も美味しいものがたくさん食べられますように
えっ、これ食べちゃダメなの
だって、おみかん美味しいんだもん
ボクの活躍の場がなくなっちゃったんだけど、ホッピング始まらないかな

あかり:
あのね、あーちゃん、お洋服イヤって言ってるのに、まみ~がムリヤリ着せるにょ
あーちゃんは自由なうしゃぎだから、こんなのいらないにょ。
こんな顔してるけど、今年活躍するのは、あーちゃんにょ


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ふく:
今年活躍するのは、もじゃもじゃ星人にょ
むっちゃんに頼られる、強い女になるにょ

むう:
ボクはのんびりだからね。
若いもんがドタバタうるさいけど、ボクには関係ないし。
でも、調子に乗ってるヤツには、ときどきガン飛ばしてやるんだ

ペコ:
今年もクマしゃんはおみかん乗せられたでし。
今年もクマしゃんは、ごちそう食って、お昼寝するでしよ 


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こま:
お正月って初めてだから、びっくりしたわ。
なんでこんなことするのかしら
みんな卒業しちゃって寂しかったけど、若いもんが来たから、負けないようにがんばるわ


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クッキー:
なんでこんなことしてるのか分からないけど、大暴れしたよ
初めてのことばっかりでビックリだけど、毎日楽しいよ


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ビスケ:
何だかよく分からんけど、オレ、お利口だから、ちゃんと言うこと聞いたぞ
決まってるだろ
じゃあな 
 

あれよあれよという間に、もう大晦日。

今はもう、ひたすら忙しくて大変だったという記憶しかないのですが。
過去記事を遡れば、今年1年で13人の子たちがそれぞれのお家にお迎えいただいて、幸せをつかみました。
本当にありがたいことでした。

その後、ぽわ君は悲しい結果になってしまったのですが、里親さまのもとで暮らした1ヵ月は最高に幸せだったに違いなく。
最後のひととき、彼が幸せだったことも感謝しかありません。


我が家の面々も、ほぼ放置されていたに等しいのですが、それでも、大病することなく皆元気に過ごせたことも、ありがたいことでした。

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ホッピングがなかったのは残念でしたが、その分、ベランダパーティーを楽しみました

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ふくちゃまは、いつの間にか色が薄くなってしまっていて、先生から
「もう、チューバッカじゃない」
なんて言われておりましたが。

むう先輩と仲良く過ごすことができました
 
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白クマさんは、一時期、自分でアゴの下の毛を抜いてしまって、おハゲをこさえていましたが、幸い今は元どおりきれいになりました。
みんな、ガマンばかりさせてしまって、本当にゴメンナサイなのでありました。


そんなこんなでドタバタの1年もおしまい。
ご訪問くださいました皆さま、どうもありがとうございました
よいお年をお迎えください。

さあ、来年は、こまちゃんとクッキー&ビスケ君のお家探しです。

本日、仕事納め。

振り返れば怒濤の1年でした。
お仕事も、うさぎさんの里親募集も。

12ダッチを保護してきたのが5月。
全員のお家が決まるのには、まあ、2年はかかるかな
なんて思っていたのが、あれよあれよという間に次々に決まって。
本当にありがたいことでした。

仕事の方も10月に仕事内容が変わって、とんでもないことになりましたが。
永遠に終わらないんじゃないかと思えた仕事も、なんとか区切りがつきまして、無事予定通り休めることに。
中には年末年始休暇なしの人もいるので、これまたありがたいことです。
(冗談抜きで、何人か死人が出たほどブラックなんです。ウチは。)


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毎年、楽しみにしている実験動物業者さんのカレンダー。
可愛いから社内でも人気で争奪戦なのですが、毎度たくさん欲しがっていたら、何年か前からデータでくださるようになって。
人数分印刷して、みんなマイカレンダーにして使っています。

ここの業者さんは、不要になった実験ビーグルを引き取って、一般家庭への譲渡をされています。
日本では、不要になった実験動物は殺処分されるのが普通で、里親募集するのはタブー視されている面もあるのですが、目立たないながら、企業としてコツコツ活動されていて、頭が下がります。
(カレンダーのワンコたちは、実験動物を卒業してコンパニオンアニマルになった子たちです)

第2の人(犬)生を踏み出して、幸せそうなビーグルの写真を見ては、仕事中も癒やされています。
こういった活動が広がって、いつか日本でも実験動物たちに里親を探すことが当たり前になるといいな・・・と願っています。
 
迷惑がかかってはいけないので、社名は隠していますが、興味のある方はお問い合わせいただければ、お知らせします。


ビーグル、可愛いんです。
吠えるし、エネルギッシュだし、そうそう簡単に飼える子たちには見えないのですが、それでもお迎えくださるかがいらっしゃれば嬉しい。
私たちの健康と安全な暮らしを陰で支え続けてくれている子たちです。
救えるのはほんの一握りですが、彼らの存在がもっと知られるようになればと願います。

Facebookでもシェアしたけど、嬉しいからこっちでも
ずっと私を支え続けてくれた音楽です。


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